東京都の取り組み
事業化の経緯
東京都により、都有地の有効活用と郊外型居住モデルの街づくりを目的に、東村山市本町地区において、優良な住宅市街地開発のノウハウを持つ、民間企業グループが公募されました。その中で、「美しい街並み」・「活気あるコミュニティの形成」・「高品質住宅の供給」などを提案し、選定された企業グループ、広くて質が良く低廉な戸建住宅の供給を促進するために、その先進的な取り組みに賛同する住宅生産者がそれぞれ選ばれました。
特別目的会社設立
東京都により選定された企業グループ群によって、「東村山市本町地区プロジェクト」の事業だけを目的とする「株式会社 東京工務店」が設立されました。
東京工務店は、東京都と基本協定を結び、この協定に沿って本プロジュクトの企画・開発・運営を行っていきます。
株式会社東京工務店とは
プロジェクトにおける役割
東京都から事業用地(約10ヘクタール)を一括定期借地
都市基盤施設(ライフライン)の整備
地区施設の整備および宅地造成
住宅の分譲販売(転借地権付き分譲)
生活利便施設の整備(商業施設など)
福祉施設の整備(保育所・高齢者福祉施設など)
定期借地権の管理(住宅購入者からの借地料の徴収、定期借地期間終了時、土地の更地返還など)
ポイント
戸建住宅の供給の中心的な担い手である中小工務店の生産性を向上し、価格を引き下げることにより、
大手住宅メーカーを含めた市場全体の競争を活発化し、広くて質が良く低廉な住宅の供給を促進。
都は、こうした動きを促進する政策を展開しています。
東村山市本町地区プロジェクトでの実証実験
その取り組みの第一ステップとして、東村山市本町地区プロジェクトの土地の一部を活用し、
広さと質を確保しながら建物価格の3割程度の低減を目指す実証実験を実施することになりました。
※都営住宅(全体敷地面積約24ha)の建替えに伴い生み出した約10haの土地を利用した戸建中心のまちづくり。
土地は一括して定期借地権付きとなります。
戸建住宅価格引下げのための実証実験とは
建築までのシステムが実験となります。(建物が実験ではありません。)
建物価格を、同程度の広さと質を備えた市場価格より3割程度低減するために、
合理的な生産システムの汎用化、質と価格の表示ルールづくりを目指す。
・住宅性能表示制度による一定以上の性能等級を確保
・主要な仕様や経費内訳を明示
・設計、資材調達、施工等の各段階にわたり合理的でかつ汎用性の高い生産システムを使用
実証実験住宅の建設戸数は100戸、広さは敷地50坪(165)、延べ床面積40坪(132)程度が対象となり、4つの工務店グループが建設します。
実証実験の成果は、設計の標準化や流通経路の短縮など、合理的な生産システムとして工務店への普及を進め、工務店の活性化を図ります。
百年健康住宅はこの実証実験の一つとなり、25戸が対象となります。
まちづくりのコンセプト
多摩地域の郊外型居住モデルを提示
街の中には良質な住宅のほかに、保育所、高齢者福祉施設、商業施設などを整備します。
また、電線の地中化を行い、広い青空の見える街にします。
住む人が集い憩う小さな公園などを街中に配置し、美しいまちづくりを行っていきます。
共有地をまちの財産として一括管理する定期借地だからできるこのシステムを私たちは最大限に活用し3つの新しいまちづくりと3つのまちづくりの提案を盛り込みました。
私たちはこのまちに住まうひとびとと共に将来にわたり豊かなまちづくりを共に行うためにコミュニティづくりとそのサポートを行います
広くて良質な住宅と、安心して長く暮らし続けていける環境の創出を目指します。